あん摩マッサージ指圧師の業務内容

あん摩マッサージ指圧師とは、名前にもあるように、「あん摩」「マッサージ」「指圧」が主な業務内容となっています。
基本的に器具を使わず、揉む、指圧する、撫でる、さする等、手を使う施術となり、身体を押したり揉むことで、血流を良くし、リンパを流したり、こりや痛みを改善する等して、身体の不調を治す為の治療を行います。
東洋医学に基づく治療方法であり、自然治癒力を生かし、免疫力を高めることで治療を行う職業となります。

ただ単に「リラクセーションや癒し」を目的としている治療ではなく、指定の疾患であれば、保健対象になることもあり、あん摩マッサージ指圧師として、医療現場でも活躍している人は大勢います。
あん摩マッサージ指圧師の資格があれば、医師や接骨院のように改行することも可能です。

あん摩マッサージ指圧師になる為の資格

あん摩マッサージ指圧師になる為には、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得する必要があります。
その受験資格を得るためには、まずあん摩マッサージ指圧師の養成課程がある4年制大学や専門学校に3～4年通学する必要があります。
リラクゼーションを求める傾向が強くなった現代において、独立した判断でマッサージを行うことができるあん摩マッサージ指圧師になる人が増えており、人気が高まっている資格の1つと言えます。

あん摩マッサージ師の養成課程を受講する人は、はり師やきゅう師等の資格も同時に得ることができる学校を選択する人が多いようです。
受験資格を取得後、あん摩マッサージ指圧師の国家試験を受けることが可能になりますが、実技はなく、筆記試験のみとなり、「はり師」や「きゅう師」の試験と科目が重複している為、同時に受けるという人も少なくありません。
東洋医学についての専門性を高める、あるいは就職を有利にする為に、両方の資格の取得を目指したいという人は、どの学校が最適か、事前にきちんと必要な資格について、また、受験資格等も確認しておきましょう。

あん摩マッサージ指圧師の就職先

あん摩マッサージ指圧師の就職先として、治療院やいろいろなマッサージ店が最も多くなっています。
ボディケアやマッサージ、温泉施設内にあるリラクゼーション、美容サロン等でも多くのあん摩マッサージ指圧師が活躍しています。
また、出張を行う訪問マッサージの形態もありますので、資格を取ることで様々な就職先で活躍が期待される職業となります。

もちろん、十分に経験を積んだ後、自ら開業をする人も多い職業の1つです。
他にも、病院の整形外科、理学療法科、リハビリテーション科、脳神経外科や、介護福祉施設やデイサービス、スポーツクラブ等でも需要が増えているようです。