好かれるセミナー講師とは
これまで自身が積み上げてきた経験やノウハウを、幅広い人に教えられるセミナー講師という仕事があります。セミナー講師は必須の資格がないので、やる気があればすぐにでも始められるのです。
その中でも、特に好かれるセミナー講師もいれば、そうではない講師と分かれてしまいますよね。一体何が異なるのでしょうか?
そもそも、セミナーというのは学びを得たい方が参加するものなので、緊張して当日に臨む方がほとんど。堅苦しいセミナーだと、緊張だけが続いて「面白くなかった」との感想を抱かれる恐れがあります。
ここで大切なのは、相手との距離を感じさせないよう、失敗談や悩んだことを伝えると、講師の方も同じように悩んで失敗したんだ、と共感を持てる人間だと思ってもらえます。
また、失敗談を話すときは、ただ暗い方向に持って行くのではなく明るく面白く伝えると、会場に笑いが起こったりして、参加者はリラックスした状態でセミナーを受講できるのです。
もちろん、セミナーの内容も大切ですが、講師自身のキャラクターというのも同じくらい重要なもの。自分ならどんな講師から教わりたいかということを常に意識してみると良いですよ。
セミナー講師という仕事のメリット・デメリット
セミナー講師に限らず、仕事におけるメリットやデメリットが存在します。
ここでは、セミナー講師をするにあたっての仕事上のメリット・デメリットについて紹介します。
メリット
セミナー講師のメリットは、何と言っても人数を集めて情報を発信できることです。
1対1の営業だと断られたら利益は0ですが、対大人数だと利益が上がる可能性がグッと高まり、一人ひとりにかける時間を短縮できるため、かけた時間に対して返ってくる利益は大きくなる仕組みです。
知識やスキルといった、自身が既に持っているものを提供するため、かかるコストも少なく済みます。今はセミナー会場として、貸会議室を安く借りられるところもあり需要が高まっているので、駅の近くでキレイな会場を確保することも可能です。
デメリット
セミナー講師のデメリットとして、集客が難しく収入が不安定な点が挙げられるでしょう。集客がうまくいかなければ、セミナー料も入ってこないため、収入が不安定になります。
能力次第で収入を上げることもできますが、約束されている収入はないため、良くも悪くも自分次第と言えるのです。
集客をうまく行うことが成功のコツ
せっかくセミナー講師としての実力があっても、集客がうまくいかないと仕事として成り立ちません。場所決めやセミナー参加料をうまく設定しないと、利益に繋がらないため慎重に進めましょう。
自宅での開催も問題はありませんが、いきなり自宅に訪問するのは気が引けると考える方も多いですし、スペースの問題もあるので参加しやすい自宅以外の会場で開催するのがおすすめです。
都内を中心に駅近に展開されている貸会議室は、セミナー開催を目的で利用する方も多いため、プロジェクターなどの最新機器が用意されていることがほとんど。
最近では貸会議室とは思えない、高級ホテルのラウンジのようなところもあるので、ちょっとワンランク上のセミナーを実現することも可能です。
他にも、人数が少ない場合はレストランなどを貸し切って開催するのも一つの手ですが、やはりコストパフォーマンスを考えると、会場利用料などを考慮しなければいけません。
貸会議室にはケータリングサービスも付随しているところが多いので、休憩も兼ねてランチタイムを設けることもできますし、うまくリフレッシュできる機会を作ればコミュニケーションの場としても利用できます。
このように、自分の知識やノウハウだけではなく、どうすれば受講してくれるのかという点を考えて、コツなどを自分なりに練っていくと良いでしょう。