家を建てるための重要な存在といえば建築士
最近では耐震偽装問題や手抜き工事といった建物をめぐるトラブルが立て続けに起こりました。それと合わせてたくさんの災害で家が倒壊するようなこともありました。そのため、住宅の安全性には敏感になっている人が多いです。
家というのは自分の命を守ってくれる場所でもありますし、日々の生活で癒しともなる場所です。安心安全に暮らしたいと思うのは当然のことであり、そのために多くの人はこだわりを持って家を選んでいます。特に人生の中で家を建てることというのは一大イベントであり、多くの人が憧れていることです。その家を建てることに関わる仕事が建築士です。
建築士は家を建てる時に設計をしてくれます。自分が住みたいと思っているような家が建てられるのか、予算や構造、広さの問題から難しいとなれば少しでもベストな家にすることができるようアドバイスもくれます。家を建てる時には無くてはならない大事な存在なのです。
建築士になるために必要なこと
家というのは簡単に建てられないものですから、建築士になるにも長い道のりとなっています。一級建築士になるには、大学の建築学科を卒業しても実務経験を2年積まないと国家資格受験資格が得られません。また、試験に合格して資格を取得してもそれだけでは仕事が満足に受けられるわけではありません。デザインのセンスがなければクライアントから依頼したいと思ってもらえるような建築士にはなれないのです。
そこで、建築士の国家資格の勉強だけでなく様々な建築物に触れてセンスを磨くことも必要であり、資格取得してからも勉強は続くのです。このような努力をすることや実務経験でたくさんのスキルを身につけることが出来た人が建築士として活躍ができるのです。
建築士は大変
建築士は1度に何人かのクライアントを引き受けることが多いです。並行して色々なクライアントの要望を聞きながら設計をするため、同時に様々なアイデアを引き出す力も求められます。最近では製図は手作業で引かずパソコンを使用します。CADといわれるソフトを使用するのが一般的であり、このソフトの操作技術も必要です。パソコンで作業をするため手作業より正確でミスが防げます。
規模の大きなデザイン事務所の場合には、建築士は設計のみを請け負いCADの作業は専門のスタッフが常駐していて分担をするということもあります。そのような場合には、建築士は手作業で製図をして、スタッフにCADで仕上げてもらうということも可能です。
ソフトの操作ができればクライアントと話をしながら作業ができイメージの共有がしやすくなります。また、人件費削減のためにCADスタッフを配置していない事務所も多いので自分でもCADの操作ができる方が望ましいです。